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text005 2001年9月8日
ロンドンに行きます

 10月から半年ほどの予定で、ロンドンへ研修に行くことになりました。当面は三井物産の英国拠点に席を置かせていただき、英国と欧州の経済と、流通業やサービス産業の現状を、自分の目で見てくるつもりです。

 今、欧州は、ユーロ現金の導入によって、通貨統合、経済統合の新しい局面に入っていきます。また、米国経済の失速は、欧州の経済に大きな影響を及ぼすことが予想されます。これから、どう動くのか、何が起こるのか、不透明な部分も多く、それを間近に見ることができるわけで、これは得がたい機会だと思っています。

 二つ目のテーマは、流通業やサービス産業の実地調査です。米国の流通業については、雑誌や本でいろいろな情報を得ていますし、現地視察にも何度か行っています。ですが、欧州の流通業については、あまり情報もありませんし、現地を視察したこともありません。このところ、欧州の流通業の日本進出が相次いでおり、注目も集まっているのですが、彼らが本国で展開している事業を見ていないのでは、まともな議論はできません。まずは実地に見ておくことは、何を考えるうえでも、大前提です。

 それと、もう一つ。今、日本の多くの流通企業が、消費不振と終わりの見えない価格競争のなかで、苦境に喘いでいます。そこから脱出するためのヒントが、もしかしたら欧州にあるかもしれない。それが見つかれば、私たちの戦略研究所、あるいは三井物産のビジネスに結び付くかもしれない。そういう思いもあります。

 このような感じで、欧州で見てきたいこと、考えたいこと、いろいろとあるわけですが、日本の方でも、小泉改革がどう進むのか、景気の悪化はどこかで止まるのか、この状況でペイオフ凍結解除はどのような影響を及ぼすのか、等々、注目すべきポイントはたくさんあります。これらの動向も、ロンドンの地で、もしかすると少し距離をおいて、見守っていくつもりです。

 とまあ、そういう状況ですので、執筆活動の方は、いくらか抑えることになりますが、読売ADリポートの連載は続けることになっています。このサイトの方も、‘Project in Progress’は今まで以上に進まなくなりそうですが、ロンドンでの見聞をはじめ、極力新しい内容をアップしていきたいと思います。


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