ITに明け、ITに暮れた感のある2000年でしたが、その流れはまだまだ続いています。流行語としてのITも健在です。民間シンクタンクで経済や産業を研究している私も、昨年来、IT関連の原稿や講演をお受けする機会がずいぶんありました。そうしたなか、私自身も遅まきながら、ITを使った情報発信をはじめてみようと思い立ち、このサイトの立ち上げにいたったわけです。
これまでの私にとっては、社内外の機関誌や雑誌に論文を書いたり、新聞などにコメントを載せていただいたりというのが、主な情報発信の手段でした。ですが、これらの活動ですと、どうしても、メディアのニーズに応じた断片的な書き方、話し方になってしまいます。このサイトでは、そうした断片的な論考やレポートをつなぎあわせ、欠けた部分を補うことで、自分が考えていることの全体像を、タイムリーに発信していきたいと考えています。
というわけで、「未来経済研究室」として立ち上げたこのサイト、取り上げるテーマは、主として経済や社会の未来に関わるものになるでしょう。既に動きはじめているさまざまな変革の先に、私たちは、どのような未来に行き着くのか、といった大きなテーマに、常識にとらわれず、常に原点に立ち帰りながら取り組んでいきたいと考えています。
なお、このサイトの立ち上げにあたっては、私が勤める三井物産戦略研究所のサイト運営をお手伝いいただいているミノルタ・デジタル・ソリューション社のwebデザイナー小林紺晃氏にご協力いただきました。ここで改めてお礼を申し上げます。
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